アロマセラピーのお話, アロマテラピーの基礎知識

アロマセラピーってなに?

アロマセラピーとは昔からヨーロッパでエッセンシャルオイル(多種の植物の抽出液)を使った薬草療法で近年では医学界でも化学的な裏付けと根拠が実証され、ヨーロッパのいくつかの国ではアロマセラピーが医療の一貫として導入されています。

アロマセラピーの効用は大きく2つに分かれます。

1.気分のリラックス、高揚、など気持ちのバランスを保ってくれます。

これは主に鼻からの吸引によって脳に働きかけます。脳の中でも人間の本能、(食欲、性欲、睡眠、喜怒哀楽)など生きるにおいて基本的なことをコントロールしている大脳辺縁系それに伴って自立神経に作用するので、よい香りをかぐことによって気分は満たされリラックスし、また元気がでるのです。他にも精神的な効用は多種あります。

2.抗炎症剤、抗細菌、抗ウイルス、抗かび、筋肉弛緩、ホルモンのバランスなど身体の組織に直接働く効果もあります。

これらは、入浴やマッサージのように皮膚から身体に浸透して働きかけます。

ほとんどのエッセンシャルオイルは消毒殺菌効果を持っています。 ここ数年医療での抗生物質の乱用によって耐性菌の問題がでていますが、殺菌効果のある数種のアロマオイルを混合して殺菌すると菌は死んでも植物の分子構造が複雑なため耐性菌ができにくいそうです。ただし、医療の薬の代用品になると考えると危険です。日常でのアロマセラピーはそれぞれのエッセンシャルオイルの効用を知って、精神気にも肉体駅にもバランスの取れた健康を維持するために楽しみながらできるものだと思います。

アロマセラピーはそんなに難しいものではありません。 エッセンシャルオイルを生活に取り込んだ楽しい利用法がたくさんあります。

*お部屋のルームコロンに

*拭き掃除のバケツに数的お好みのエッセンシャルオイルをたらして

*お風呂やシャワーにお好みの精油でアロマバスタイム

*シャンプーにエッセンシャルオイルを混ぜて クッキング感覚で お好みの精油を使って毎日のオーガニックの生活用品も作れます。 バスソルト、マッサージ、ボディオイル、リップバーム、バスボム、夏に気になる虫除けスプレー、香水等等 いい香りをかぐことで、脳の眠っていた部分の脳が働き時始めます。

 

素敵なアロマに囲まれて充実感にあふれた毎日の生活を送ることが出来ます。

 

 

Lavest  2016年9月(No. 191) に掲載